2018年7月18日(土)、港南区笹下連合による防災イベントが開催されました。
我々親じ会のメンバーも、相武山小学校の子供たちのサポートをさせていただきました。
昨年は、相武山小学校に宿泊できたのですが、今回は処々の事象により小学校での宿泊はできなくなり、ふれあい公園での防災体験イベント後は、各町内会に分かれて、町内会独自のイベントを体験していただくということになりました。
「宿泊がないから参加しない」というお子さんもいらっしゃり、今年の参加者は、相武山小学校から61名。
ちなみに、昨年は130名の参加者。
「みんなで一緒に宿泊する」という特別な体験を楽しみにしているお子さんたちが多いことを改めて痛感しました。
昨年とイベントの進行が大きく変わったため、親じたちは、マクドナルドにてお酒抜きで、何回も打ち合わせをして、子ども達に防災の意識の大切さを理解していただけるイベントにできるように思考を凝らしました。
そこで行った、今年の親じ主催のイベントは、「学校からふれあい公園までの移動の中で、防災の理解を深めてもらう」ことを目的にした、「移動」しながら勉強できるイベント。
ここからは、1日の流れを追いたいと思います。
梅雨明けした横浜市の7月18日の最高気温は34度。
炎天下の中、5時間近く外にいるイベントになるため、「熱中症対策」は、一番の念頭に置いてイベントを進行しました。
12時半に、町内会ごとに各集合場所に集合し、13時に相武山小学校に集合。
小学校での開会式の前は、校舎内で待機して、熱中症予防。
開会式を前に、事前の意識合わせに余念がない親じたち。
今年の防災イベントは、ふれあい公園までの移動中に
- 「消火栓」のマンホールを探してもらう
- いっとき避難所の場所を確認
- 土砂災害警戒区域の場所を確認
- 洪水警戒区域の場所を確認
- 広域避難所である港南中の給水タンク、仮設トイレの仕組みを理解
してもらうことを趣旨とし、移動経路から説明方法まで綿密に計画を練ってきました。
開会式で、防災イベントの概要を説明する親じ。
開会式を終えて、ふれあい公園まで、各班ごとに出発。
子どもたちが探していた「消火栓」のマンホールは、周りが黄色く囲われているこんな感じのマンホール。
消火栓は、火事の際に、消防車が大量の水を必要とするために用意されている、給水用の栓です。
この上には、駐停車してはいけないという法律になっています。
途中の公園で、いっとき避難所の説明をし、土砂災害警戒区域や、洪水警戒区域などのポイントでも、親じたちが説明を行いました。移動中は、飲み物をしっかり取るように適宜勧めて、熱中症にも万全の気遣いをしていました。
広域避難所である港南中学校にも立ち寄り、大きな給水タンクが地下に埋まっていることや、仮設トイレへの給水をしやすくするために港南中のプールは屋上に設置されていることなどを説明しました。
ふれあい公園に到着すると、熱中症対策のため、子ども達は日陰に集合。その後は、港南消防署の方々による毎年恒例の「はしご車体験」「放水体験」「釣り縄移動体験」です。
「はしご車体験」ではしご車に登れることが嬉しくて参加する高学年の子供たちも多くいらっしゃいます。
子ども達みんなで探していた「消火栓」ですが、
ふれあい公園での放水の際に、
しっかり利用されていました。
ふれあい公園での防災イベントは、16時半過ぎに終了。炎天下の中、子ども達も港南消防署の方がも、サポートされていた関係者の方も、本当にお疲れさまでした。
この後は、各町内会に移動し、それぞれ別々のイベントになりました。町内会館で、防災のビデオをみんなで閲覧したり、レトルトカレーを食べたり、大人と一緒に夜の見回りを体験したり、様々なイベントを、各町内会で企画実行して下さりました。
真夏の防災イベント、企画サポート側の親じたちも、非常に良い勉強と経験になりました。参加してくれたお子さんが、昨年と比較して半減してしまったことが非常に残念でなりません。次回以降も、参加して下さったお子さんにとって良い経験になるように、全力で企画サポートしたいと考えております。そのためには、地域の皆さまや関係者のご理解も必要になる場面があろうかと思います。その際は、子どもたちも、サポートする大人たちも楽しめるイベントにできるよう、ご協力いただければ幸いです。
親じ会のメンバーは、いつも子ども達、地域のために全力で行動したいと思います!